冬の雨

家の裏にある遊歩道で、

通称『ブルーベリーロード』。

毎年　初夏になると、数キロに

わたって植えられた木は、

可愛い真っ赤なブルーベリー

の実でいっぱいになります。


あれほど青かった葉も

いまは、こんなに紅くなって・・・

おそらく　実の一つも　残って

ないでしょう。

「もう、過ぎてしまったんだよ」

「先に、行っちゃったよ」

と　森羅万象、自然が　教えて

くれてるのに・・・。


夕刻から雨が降り出してきました。

冬の雨です。



今年もあと一日を残すだけとなり、

いまさら　振り返ってみたところで、

なにがある　と　いうわけでもなくて、

ただ、過ぎ去った時間というだけのこと。


こう言い切るのは、

ちょっと　さびしすぎるかな・・・・？


では　最後の一日に　願いをこめて。









・　　　　　　　　　　　・　　　　　　　　　　　・

・・・・に よって・・・である。

先のことは、分からないけれど　今は　とても　充実していて

安定した穏やかな日々。

昨日は、友人に　「顔が　変わったね。いきいきしてるよ。」

と　言われた。

そっか・・わかる人には　わかるんだなぁ。・・・

昨年あたりから　考え方を変えて　すごく　自由になった。

いろんな人の影響力もあって　例えば　音楽や詩とか、

教えてもらわなければ　知ることのなかった世界。

枠ん中で　生活してて、枠が　あるのも気付いてなかったような・・・


でも　知らなかったことを知る事に　<よって>　本当に大事なものの輪郭が、

はっきりとしてきたんだよね。

これは、意外な発見で、自分でも驚いてる！

<よって>・・・なになにを証明する。

人生って　おもしろい。

まるで　数式の証明。

でも　数学は苦手だし、解けない問題が　多すぎ。

聖夜

　　　　　　もうそこで　サヨナラね。　　一問一答式の夕暮れ
　　　　　　　　　　左手ピースは　サヨナラピース。

　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　二日続けて　飲み過ぎだわ。
　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　昨夜は　ご近所で　ワイワイパーティ。
　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　今夜は　ここで　クリスマス。

　　　　　　　　　　ショウ君とむっちゃん、まだまだ、飲む気だよ。

　　　　　　　　　　こんなに酔ってても　寝具のことや明日の朝食のことが、

　　　　　　　　　　気になってる。　面倒くさいなぁ～。　適当でいいっかな～。

　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　人が　集うのは、にぎやかで　楽しいから　好きだけど、

　　　　　　　　　　そこで笑ってる自分に、ときどき　違和感を感じる。

　　　　　　　　　　だから、こうやって、綴りながらバランスをとる.

　　　　　　　　　　秘密の隠れ家........

　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　

　　　　　　　
　　　　　　　

　　　　　　　


　　　　　　
　　　　　　　　



　　　

１２月の灯り

例年になく　はかどりの悪い暮れのあれこれ。

予定の半分もこなせてないし・・・

でも　最優先は　まず　母の体調管理ね！　と　みんなに自分に、

逃げの言い訳　最後の言い訳　　「それでいいわけ？」


それでも　　南日美展で入賞された野崎先生の個展には、

顔を出したりする時間は しっかり　あって・・・。

相変わらず　穏やかで、一緒に　コーヒーを飲みながら　学生時代の話や

造形美術の面白さを　とつとつと　語られるのを　ずっと　聞いていた。

語るより聞きたい。

特に興味のある人の話は　大好きで。

その中で、共感するものが　あったり、好きなものが　同じだったりすると

かなり　親近感を覚える。

最近、　Ｓｈｉｏｚｙさんが　チェ・ゲバラの名を　ちらっと　出してて、

それだけのことなのに、「おぉ！」　と　嬉しかった。

明日は　楽しいクリスマス。・・なんて、　子供みたいだけど、

やっぱり　嬉しい。

蛇行する知恵

蛇行する川には　蛇行の理由あり

急げばいいってもんじゃないよと・・・

かすみ草

かすみ草だけの花束をもらった

ことがある。

今では、そんな演出も珍しくない

のかもしれないが、私はとてもび

っくりした。かすみ草といえば、

他の花の引き立て役というか、

花束にボリュ－ムをもたせる

最後の仕上げ用というか、そんな存在としか思っていなかったから。

でも、真っ白でふわふわの、かすみ草だけでできた花束は、清潔な愛らしさに満ちて

いて　とても新鮮だった。

「かすみ草って、こんなふうに、主役にもなれるのねえ」　と　そのころは、まだ元気だ

った母も感心していた。


とても印象的だったので、そのかすみ草は、ドライフラワーにした。


訪ねてきた友人が、その白いかたまりを見て、

「これって、生きてんの？死んでんの？」と聞いたことがあった。

植物としては死んでいるのかなぁ・・と　ぼんやり考えてた・・・ことを　なぜか、すごく

今、思い出してる。

駅の風景

唇は寒さを感じて

元気なんだけど　たぶん　元気だと思うんだけど、

なんか　足らない　足りてない。

おそらく、気持ち的な事だよね。


引越しも終えて安堵感はある。けど・・・

家族のみんなもそれぞれに　充実していて

それは　嬉しいし喜ばしいし感謝すべきこと。　なんだけど・・・


足りてないもの・・・それも　自分なりに　わかってる。

そのへんの本音の部分、みんなどうなんだろ・・


あぁ　飲みながら　語りたいな。

本音で語りたいな。

遠くで・・見守るよ。

今週末は　娘の所に行ってこよう

引越しのお手伝い。

やっと引越しができる。

今年２月、
越したマンションだった。


こういう見方は　とても失礼かなと・・・

思うけど、マンションの隣人の男

性に　すごい不審感があって　娘のことが、いつも　気がかりだった。　

常々　思うことは、声とか目とか、匂いって、とても　重要で、

何故かというと　その人なりが　表れると思うから。

その男性に最初　挨拶した時、男性の目が　気持ち悪くて、忘れられない。

無遠慮に上から下へと粘りつくような視線がすごく嫌だった。



その話をしたら　娘のことを　心配してくれて、

絶対、引越しした方がいいよと　電話をくれたこがいた。

それを娘に伝えると、心配して、気にかけてもらえたことが、

すごく、嬉しかったみたいで・・・。

親元を離れて、一人で生活していると、人から　もらえる優しさは、

とても　身に染みると言ってた。

一度、娘とそのこと三人で　カラオケに　行ったことがあって、

娘は　最初のほう　目が点になってた、、、笑。

いま　思い出すだけでも　楽しいし、可笑しい。

たまに　娘も　懐かしいみたいで、

今　あの人は　どうしているの？　と　聞くけどね。


親を頼らずに　いつも　一人で頑張る子だけに、

だから　逆に　気になるのかもしれない。

長針短針重なるとき

風が一瞬だけやむと、波のさざめきに溶けていく。

そんな風景・・・蒼く鈍色の風景

なぜか　妙に恋しい。


でも　やはり　現実に　目を　向けて　いこう。

いろんな感情を　削ぎ落としたうえで、

素直な気持ちで　夫を　いとおしく　思える。

湧きあがるもの 。

絶対　守る。